家庭の宿題サークル

家庭の宿題サークル
町でのリサーチから家庭に関するある「宿題」を考える。
サークルメンバーは家に帰って家族とその宿題を行う。宿題のレポートは町に届けられる。

家庭の宿題サークルは、サークルメンバーである家族の一員によって、いつもの家庭の時間に「宿題」を通してもう一つの時間をつくる地域活動サークルです。

2010年11月4日木曜日

2010.11.03 家庭の宿題サークル第三回



















2010113日(水・祝)

参加家族:坂本家/○○家


家庭の宿題サークル、祝日の今日も田原公園で開催です。


昨日に引き続き「家の地図をつくる」と、それに加えて「家族全員の一日の動きを書き出してみる」という二つの活動を実施しました。


今日は初参加の坂本家と「家の地図作り」をするところからはじまりました。

坂本家のお母さんと小学四年生の息子がサークルメンバーとして参加。家の地図を描いていくなかで、家族それぞれの過ごし方がとても自立しているように感じたので、もっと家族の生活について聞いてみようと「一日の家族の活動を振り返ってみる」を一緒にやってみました。

朝起きるところからはじめると、早速面白い坂本家文化が!

父6時、息子6時半、姉6時45分、母7時というように、家族は15分刻みに起床時間がずれているのです。これは、洗面所が混雑しないように、とわざとずらしているとのことでした。そんなリズムのある家族なんて今まで聞いたことがありません。

それからも続々と家族独特の文化が飛び出します。いくら聞いていても飽きない、面白い。


そして本題、今日の宿題は「いつもやっていることを家のちがう場所で行う」でした。

坂本家の場合は、主要な活動として「買い物/起床/食事/ゆったりタイム」などをピックアップ。そして、家の中の主要な場所として「ロフト/脱衣所/リビング」などを選び出します。

そこから活動と場所を組み替えて、『みんなで考えてつくった夕食をロフトで食べてみる』という宿題に決定しました。

家族それぞれが自由な時間の中で生活している坂本家の、夕飯後夜の2時間くらいは家族がそろってゆったりと好きな事をする時間。その時間にみんなで「最強の夕食」を考えて、ロフトで食べてみよう、という宿題です。

どんな話し合いになるのか。そして、どんな夕食の時間になっていくのか。

宿題には次に持ってきてくれる楽しみがあります。


今日のもう一つの家族は、偶然公園に遊びに来ていた親子でした。他のサークル参加親子が公園で紹介してくれて、飛び入りで参加することに。

絵を描くのが得意な娘の力を発揮してもらい、また宿題に慣れてもらおうと、さいしょの宿題「新しい家紋を作る」を持ち帰ってもらいました。

思わぬ参加者はうれしいものです。

家庭の宿題サークルは、飛び入り・一日だけの参加も歓迎しています。



活動がはじまって3日目ですが、家族という小世界に驚き続けています。こんな身近に独自の文化があったなんて。

そして、新しい家族を知る度に自分の家族についてすこし思い出してみたりもしているのでした。


(山口)


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