家庭の宿題サークル

家庭の宿題サークル
町でのリサーチから家庭に関するある「宿題」を考える。
サークルメンバーは家に帰って家族とその宿題を行う。宿題のレポートは町に届けられる。

家庭の宿題サークルは、サークルメンバーである家族の一員によって、いつもの家庭の時間に「宿題」を通してもう一つの時間をつくる地域活動サークルです。

2010年11月14日日曜日

2010.11.13 家庭の宿題サークル第10回


2010年11月13日(土)
参加家族:濱崎家/北澤家/田畑家

いよいよ最終週となりました。
家庭の宿題サークル第十回です。

今日の田原公園はとても賑やか。
隣接する幼稚園でのイベント帰りの親子や、サッカーをする少年達など、人であふれていました。
今日の活動は、「街をつくる」と、「家族の年表をつくる」でした。
家族での参加者は少なかったのですが、その場にいた子どもたちが活動に加わっていました。
「街をつくる」では、紙粘土で小学校をつくって大きな紙の上に置き、そこを基点に道を描きながら街を作っていきます。
まずは、学校から自分の家まで。
その途中にあるお店などを思い出して追加していきます。
身の回りの風景で、粘土で作れるほど覚えているものは実は少なく、思い出すものにはそれなりの理由があったりします。
学校から家の間にコンビニと人形焼きやさんを作った女の子がいました。
幼稚園年中の彼女にとって、家のすぐ隣のコンビニと、幼稚園のすぐ近くの人形焼きやさんが生活の中から思い出されたのでした。

「家族の年表をつくる」には、北澤家と田畑家が挑戦。
今日は北澤家のお父さんが参加です。
自分が生まれる前の家族の歴史は、知らない事ばかり。
お父さんとお母さんの夫婦時代のことなど、改めて聞いてみると面白い。
生まれてからのことも、「そういえばこの年に事故にあった!」など二人で記憶をたどっていくと、忘れている出来事は意外と多かったようです。

夕方頃、濱崎家が宿題を持って来てくれました。
前回の宿題は「いつもやっていることを家の違う場所でやってみる」でした。
これを『四階のロフトで、寝袋でみんなで寝る』という宿題にした濱崎家は、お父さんと小学校一年生の息子、そして2歳の妹の三人が仲良く並んで寝袋に入っている写真を持って来てくれました。
中には三人とも熟睡している写真なんかも。
三人でぎゅっとなって眠ったので、とてもあったかかったと感想がつけられていました。

更に濱崎家は、明日で会期を終える家庭の宿題サークルに、「もっとやりたいよ!」と言って今日新たな宿題を二つも持ちかえっていきました。
宿題は「次住みたい家を家族で考えてつくる」と、「家族についての質問を考えて、おじいちゃんおばあちゃんにインタビューする」です。
どちらもどのように実行されていくのか、その様子を見に行けるのなら行きたい気持ちが大きくありますが、サークルから別れた後の、その家族だけの時間に宿題が行われていることを想像する面白さのために、我慢しながら報告を楽しみに待っています。この時間も、家庭の宿題サークルの醍醐味の一つかもしれません。

(山口)

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