家庭の宿題サークル

家庭の宿題サークル
町でのリサーチから家庭に関するある「宿題」を考える。
サークルメンバーは家に帰って家族とその宿題を行う。宿題のレポートは町に届けられる。

家庭の宿題サークルは、サークルメンバーである家族の一員によって、いつもの家庭の時間に「宿題」を通してもう一つの時間をつくる地域活動サークルです。

2010年11月10日水曜日

2010.11.10 家庭の宿題サークル第八回






























2010年11月10日(水)
家庭の宿題サークル8日目。
田原っ子タイムと田原小学校の校庭開放により子ども達は普段より長く学校や幼稚園の中で遊ぶことができる日。校庭で元気よく遊ぶ子ども達の声を聞きつつ、今日も田原公園でサークル活動を行いました。こたつにはいりマジメに家庭の中にあるものの絵しりとりをしてみます。これまでのリサーチの中で家の中にある普通の機能、居間、風呂、寝室などはでてきますが、その家特有の機能のようなものがありそうなのになかなかでません、「家庭の中にあるものの絵しりとり」をつづけ、しかも煮詰まった時にお家ならではのモノとその機能が出るのではと期待しました。
しかし、これはとても難しく、思ったように行きません、絵しりとり自体がまず難しい。それでもしばらくつづける校庭開放を終えた小学生たちと我々。鉛筆で頭をかくように悩んでいると、参加家族の濱崎さん親子が登場。おじいさんは西部町会の町会長さんで田原小学校内のコミュニティ会議室の借用などとてもお世話になっています。一家全員バトミントンをしていて時々ラケットを背負って学校の体育館に家族で向うところを見つけます。しばらく世間話をして絵しりとりに戻り、また悩んでいると濱崎さんが「新しい宿題どんなのできたの?」と話しかけてくれました。「新しい家紋をつくる」をおこなって以来、タイミングが合わず宿題を渡せていなかっただけに嬉しい一言。「次に住みたい家を家族で考えてつくる」と「いつもやっていることを家の違う場所で行う」の2つの宿題を持ち帰っていきました。
濱崎家の家の地図は前にかなり詳しく描いてもらいました。そのリサーチの経験によって「あの場所使えるかもしれませんね、」「そうだね、4階のあのスペースね」などのやりとりができます。行った事もない家庭についてイメージの共有関係ができていることが不思議なコミュニケーションとして私の体にしみてきます。公園のサークル活動場所、そこでの数々のリサーチ、宿題を決める私を含めたサークルメンバーを基点として、そこから「家庭の宿題」という名目で離れた家庭、家族と不思議な恊働関係がつくられていきます。家庭の宿題サークルのもつ図式と、奥行きが何でもないような会話から確認できた気がしました。
濱崎親子の報告がとても楽しみであると同時に、自分の家庭での宿題への意欲も湧いてきます。絵しりとりに関しては再考の余地ありでした。

(北澤)

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