家庭の宿題サークル

家庭の宿題サークル
町でのリサーチから家庭に関するある「宿題」を考える。
サークルメンバーは家に帰って家族とその宿題を行う。宿題のレポートは町に届けられる。

家庭の宿題サークルは、サークルメンバーである家族の一員によって、いつもの家庭の時間に「宿題」を通してもう一つの時間をつくる地域活動サークルです。

2010年11月7日日曜日

2010.11.06 家庭の宿題サークル第五回
















































201011月6日(土)

参加家族:坂本家/中村家/大内家/北澤家/斎藤家


家庭の宿題サークル5日目です。

続々と家族達が宿題を持ってきてくれます。


まずは先日「いつもやっていることを家の違う場所で行う」を、『みんなで考えてつくった夕食をロフトで食べてみる』という風に置き変えて宿題にした坂本家がやってきました。

娘14歳、息子10歳の絵日記と、宿題の様子写真、そしてお母さんの詳細で面白いレポートが提出されます。

こちらのレポートと写真は、坂本家のブログにも掲載されています。是非そのまま読んでいただきたい!

家庭の宿題は、家族によってこんなに鮮やかな出来事へと変わる事ができるのかと、改めて家族のエネルギーに驚き。


続いて、ふと遊びにやってきた小学三年生の女の子と何となく「家の地図をかく」をやりながら話をしていると、そのまま宿題も持って帰ってみたいな、という話に。家の地図を見ながら一日の流れについて話していくなかで、中村家は「毎日お母さんがおばあちゃんちとうちの分のごはんを作っている」らしく、また「子供部屋は夜、寝るときしか使わない」らしいので、「子供部屋でごはんを食べてみたいな」という話が出てきました。せっかくなので作った事のないメニューに挑戦して、お母さんを子供部屋の夕飯に招待することに。

突然『夕飯をつくって子供部屋で食べてみる』なんて宿題を持ち帰ったら、お母さんは驚いてしまうかもしれません。


そして、毎週来てくれる北澤家のお母さんも到着。

家庭の宿題サークル主宰・北澤潤のお母さんです。

北澤家もこれまでの家族の時間を思い出しながら、「家紋作り」に挑戦していました。いくつかの家の中の好きなポイントをひとつにした家紋のスケッチが出来上がろうとしていました。完成して提出されたら、またこちらで紹介したいです。


今日はその他にも、飛び入りの親子による『一日だけ、玄関を寝室にする』という意外な宿題が決定しました。本当にこの宿題に挑戦してくれることになるとは思っていなかったので、一同びっくり、そしてとても楽しみ!2歳の息子がいる三人家族です。是非みんな風邪をひかないように、気をつけて挑戦してほしいです。


夕方ごろ、初日に参加してくれた斎藤家が前回の宿題「新しい家紋をつくる」を持ってきてくれました。家族のテーマだという「樹」のモチーフを扱った、絵本のような素敵な家紋。

それからまた次の宿題のために家の地図をもとに家族の生活リズムについて話を進めます。

斎藤家はお父さんとお母さん、そして幼稚園年長の息子の三人家族。いまは三人でお父さんお母さんの部屋で寝ているのですが、息子の小学校進学のタイミングで彼の部屋にベッドを置き、寝室を分けようか家族会議中とのこと。

その話をきいて、『家族がそれぞれ違う部屋で寝る』という宿題に挑戦してみることになりました。今まで一度も自分の部屋で、しかも一人でなんて寝た事がない男の子。彼は「できるよ!!」と言っていましたが、さてどうなるのか。


毎回いろいろな家族の生活を知る家庭の宿題サークル。

宿題を考えるとき、みんなが自分たちの毎日をほんのちょっと変えることで面白く過ごせるようなものを思いつこうとしていて、家庭の宿題サークルの面白さは家族たちにも共有されはじめているのかもしれません。


今日はたくさんの家族にバリエーション豊かな宿題を持ち帰ってもらいました。

来週にはまたその結果をご報告できるかと思います。


明日も浅草ササクサスにて、家庭の宿題サークルを実施します。

是非親子で、夫婦で、兄弟で、ご参加ください。一人での飛び入りも歓迎です。


(山口)

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