2010年11月7日(日)
参加家族:林家/ボンダ家/小谷家/小栁家/中村家/坂本家
家庭の宿題サークル6日目。
浅草のまちは酉の市で賑わっていましたが、通りを一本入った田原公園にはゆったりとした日曜日の空気が流れていました。
その中で、本日もサークル開始です。
北澤、山口が到着する前から、林家の女の子が公園で遊んでいました。
彼女は最初の参加者でもあり、毎日やってくる皆勤賞メンバーでもあります。
今日のサークル活動は「家を思い出して作ってみる」でした。自分の住んでる家を思い出しながら粘土でつくります。ササクサスに遊びに来ていたボンダさんという女性も加り、四人でこたつを囲んで粘土工作開始。
ボンダさんは、6歳まで住んでいたという新橋の家を思い出しながら再現。家の姿を思い出そうとするとき、そこであった出来事を思い出すといい!ということに気付いて、思い出した小さいころのエピソードを次々に紹介してくれます。
隣で、私達も真剣に自分の家を制作。すごく覚えている部分と、まったく覚えていない部分があって、けっこう難しいのです。
林家の女の子が、「家を後ろからみたことがないから分からない!」と言っていて、確かに!と思いました。私も、家の後ろ姿は上手に作れませんでした。
地図では、現在の家族の生活がうかびあがってきましたが、粘土の家づくりでは、家の形と、そこで起きた出来事や思い出が引っ張りだされます。今日は、地図とはまた違う角度から家へ想いを馳せる時間となりました。
夕方頃、通りすがりの小谷家と小栁家、そして遊びに来ていた中村家の女の子がサークルに参加してくれました。
それぞれ家の地図や粘土の家づくり、家族の一日のサイクル表作りをしています。基本は子どもたちが作っているのですが、たまに「下駄箱は玄関の右側だよね?」「朝、お父さんは何時に起きる?」など、お母さんに相談にいくことも。少しずつお母さんも手を加えていきます。
8歳のお兄ちゃんと5歳の弟が、それぞれに家の地図を書いていて、それぞれまったく異なる描き方をするのですが、特徴として挙げるポイントはやはり重なってきます。同じ地図が二枚あるようで、二枚を一緒に見ると更に面白い。
今日の宿題は、
「一日限定の家訓(ルール)をつくる」
「次に家族が住みたい家をみんなで考えて作る」
の二つがありました。
話をきいていると、小栁家のお兄ちゃんはレゴブロック職人なんだそう。「DSとレゴ、どっちがすき?」と聞くと、「レゴ」と答えていました!これは本物のレゴ職人です!
そんな話から、小栁家の宿題は「次に家族が住みたい家をみんなで考え、レゴで作る」に決定。レゴも楽しみですが、家も楽しみ。家族の意見をたくさん出して、みんなが住みたい家を作ってほしいです。
一方、昨日「一日限定の家訓(ルール)をつくる」を持ち帰った坂本家が、その後具体的にどのような家訓にしようかと話し合い、今日報告をしてくれました。
坂本家が決めた家訓は「一日、言葉を話してはいけない」です。その一日の間、家族は会話することができません。ジェスチャーを駆使して一日を過ごします。
坂本家のすごいところは、更にペナルティを考えていたり、どうしても!という時のために「お助けカード」を作ろうとしているところです。たった一言の宿題が、みるみるうちに連鎖して一つの家族のイベントになっていきます。
密かに、お姉ちゃんが考えてくれているという「坂本家の家紋」も見せてもらおうと、「新しい家紋をつくる」も持ち帰ってもらいました。
こちらも、完成が楽しみです。
今回、家の「形」を見る取り組みをしてみて、また新たな発見があった家庭の宿題サークル。もっとさまざまな角度から家族を見てみたくなりました。
家庭の宿題サークル、来週は最終週のため、平日も開催しています(詳細右記参照ください)。
平日の午後と、来週土日で家庭の宿題サークルはいよいよ最後です。
今週は、私も何か宿題に挑戦してみようかな。
公園の畳の上でゆるやかに続けていますので、気軽に足を止めてもらえればと思います。
(山口)
こんばんは、ボンダです。日曜日はどうもありがとうございました!いい時間を過ごすことができて感謝しております。
返信削除粘土細工をやったのは小学校のとき以来数十年ぶり(^^;でしたが、普段やらないことをやってみるのも頭の洗濯になってなかなかいいものですね。家を作っていくうちに小さい頃の出来事がだんだん甦ってくるのも楽しかったです。
林家の女の子のいろいろな発見もナイスでした。
寒い日もあるかと思いますが、あと数日がんばってください!